セリーヌ人気はフィービーでフィーバー?ルーツは母の愛!

セリーヌ(Celine)の始まり

★子を想う母の愛からセリーヌは始まった

セリーヌという、ブランドの始まりは、なんと靴屋。それも子供靴の専門でスタートしました。フランス、パリのマルタ通りに店を開店したのが、1945年のことです。創業者は女性実業家のセリーヌ・ヴィピアナと、その夫リチャード。「自分達の子供のために良い靴を作りたい。」そんな母心からセリーヌは誕生しました。
▼創業者のセリーヌ・ヴィピアナ
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出典先:http://rococo.jp/vintage-trivia/8758/

上流階級を中心にたちまち靴は人気になり、様々なアイテムを展開。
レディースの靴、スカーフやバッグ、香水などを発表しました。

1967年 プレタポルテ・コレクションに進出。馬車柄モチーフのバックルを使用したバッグ「サルキー」が大人気に!

★オールドセリーヌと呼ばれ、今でも愛されているラインをご紹介

▼サルキー(馬車柄モチーフのバックルが特徴)
こちらは、オールドセリーヌと呼ばれ、今でもヴィンテージショップなどでも人気が高いサルキーラインです。2010年春夏より馬車アイコンは作られていないそうで、その価値は高まる一方!
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出典先:http://rococo.jp/vintage-trivia/8758/

▼マカダム
マカダムは、よくブラゾンと混同されますが、Cマーク以外のロゴマークがブラゾンで、マークを敷き詰めているのが、マカダムと言われています。マカダムとは、砕石(さいせき)という意味で、石を敷き詰めて作られた道路のイメージがモチーフになっています。こちらもヴィンテージ品として未だ根強い人気です。
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出典先:http://www.minette.info/product/344

▼トランザットライン
トランザットラインは、リング状の金具がデザインのポイント。
希少性が高いと言われています。
エレガントな雰囲気ですね。
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出典先:http://rococo.jp/item/itemgenre/old-celine/48641/

低迷したセリーヌを救った、大ヒット連発の秘密とは?

★フレンチカジュアルからシティ派へ

セリーヌは一時、人気が下がりました。当初からの「高級フレンチカジュアル路線」の人気が低下したからでした。経営を立て直すため、ディオールなども入るアガッシュ社の傘下に入ることになりました。

新デザイナーに、ニューヨークで活躍中のマイケル・コース氏を起用し、都会のキャリアウーマンが持つような、”質実剛健でアーバン”なイメージにガラッと路線を変えて行くことになりました。

2003年より、デニム素材の新しいシリーズ「パリ・マカダム」を展開。
▼パリ・マカダム
落ち着きもありながら、カジュアルな素材使いが斬新で、話題に。
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出典先:http://item.rakuten.co.jp/marufuku4178/10000604/

★ヒット商品連発!セリーヌの救世主はこの人だった!!

低迷を脱したセリーヌ。次の転機は元クロエのデザイナーで「シー・バイ・クロエ」のパディントンバッグを大ヒットさせたフィービー・ファイロ氏をクリエイティブディレクターとして雇ったこと。フィービーの指揮の元、「ラゲージバッグ」を発売する。
2011年にセレブやモデルが持ったことでたちまち大ヒット商品となる。

★フィービーとはどんな女性?

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出典先:http://showstudio.com/contributor/phoebe_philo

フィービーは大英帝国勲章を授与された時、インタビューでこう語っている。「私の仕事は、女性達のボディについてではなく、彼女らのパワーについて関わることです」。

セクシーさを売りにするのではなく、シンプルで力強い女性像をイメージしている。それは正に3人の子の母親でもあり、産休もしっかりとって働く強い女性、フィービー自身なのだ。そんなフィービーのシンプルで力強い作品が現代を生きる女性達に支持されている。

★フィービーの代表作、大人気ラゲージバッグのシリーズをご紹介

  • ナノ(小ぶりのサイズ)W20×H20×D10 (cm)
  • マイクロ(レギュラーサイズ)W26×H26×D14 (cm)
  • ミニ(レギュラーより大きい)W30×H30×D17 (cm)
  • ミディアム・ショッパー(荷物が多い人向け)W32×H32×D20(cm)
  • ファントム(マチが広く横長)※現在公式サイトで販売中のミディアムW30×H28×D24 (cm)

▼セリーヌ公式サイトで現在発売中 ラゲージ ファントム ミディアム
375,000円(モスグリーン/日本未展開)
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出典先:https://goo.gl/bbyBRF

▼無地やツートン、スリートーンの3種類のカラーもあります。
セリーヌ公式サイトで現在発売中のラゲージバッグ
サイズ:マイクロ380,000円(チェスナット/日本未展開)
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出典先:https://goo.gl/KQ4HSt

最近のセリーヌ コレクション

バッグにスポットを当ててご紹介してきたセリーヌですが、
勿論、コレクションにも参加しています。
ここ数年のコレクションを一気にご紹介!

★2015-16秋冬 パリ プレタポルテコレクション

リラックスした雰囲気、かつ夏の要素も取り入れられているコレクション。
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出典先:http://www.vogue.co.jp/collection/brand/celine/15aw-rtw

★2016春夏 パリ プレタポルテコレクション

今回のフィービー氏のテーマは「都会を抜け出して裸足で砂の上を歩く」
そういう時に持っていく服。
アイディアに溢れたデザインの数々で、このコレクションは好評を博した。
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出典先:http://www.vogue.co.jp/collection/brand/celine/16ss-rtw

★2016-17秋冬 パリ プレタポルテコレクション

こちらが、セリーヌの最新コレクションになります。
リラクシーな雰囲気はフィービーの得意とするところ。
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出典先:http://www.vogue.co.jp/collection/brand/celine/16aw-rtw

セリーヌに激震!ファッション界の噂

★クリエイティブディレクターが辞任するって本当?

大ヒット商品「ラゲージバッグ」を生み出した、クリエイティブディレクター「フィービー・ファイロ氏」が、2016 秋冬コレクションを最後にセリーヌを去ると言う噂が海外のファッションサイト等で報じられている。理由はプライベートな事で、イギリスにいる家族と過ごす為と囁かれている。

フィービーは、セリーヌにいる期間に、Luggage(ラゲージ) を始め、Trapeze(トラペーズ) 、Cabas(カバ)など次々とヒット商品を生んだ凄腕ディレクター。

それらはお洒落セレブ、ファッショニスタを筆頭に ”itバッグ” と呼ばれ、セリーヌ史上最高の売り上げを記録した。フィービーはまさにセリーヌにとって功労者なのだ。

▼トラペーズ
セリーヌ公式サイトで現在発売中 トラペーズ
スモール(マルチカラー ベージュ) 295,000円

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出典先:https://goo.gl/RrPxYr

▼カバ
セリーヌ公式サイトで現在発売中 ツイステッド カバ
スモール(チリ&ペールピンク) 235,000円
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出典先:https://goo.gl/Lf6UV1

フィービーはセリーヌのイメージを大胆に塗り替えた。世界中の女性達は心を掴まれた。

新しいディレクターにより、セリーヌはどう変化していくのだろう。
その多大なる影響力を持つ人物に誰が就任するのか?
今後のセリーヌの人事にファッション界は注目している。

セリーヌには母のパワーが詰まってる!

セリーヌ・ヴィピアナは、自分の子供のために子供靴専用店をオープンさせた。
子供への母親の愛情からビジネスを展開した。そして成功を収めた。

そして、一時期は人気が低迷したセリーヌを完全復活させ、大人気ブランドに押し上げたのも、3人のお子さんの母、フィービーだった。

セリーヌとフィービー。

時代は違えど、セリーヌというブランドに、パワフルな母のパワーを感じた。

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